光の虚像(軌跡)に光速度不変原理を適用したアインシュタイン

 アインシュタインは、1905年の論文 「運動物体の電気力学」(アインシュタイン論文選 「奇跡の年」の5論文 青木薫 訳 ちくま学芸文庫P261~263)の中で運動系の光の事象を静止系の事象に座標変換をしています。
 ここで、アインシュタインは、静止系で観測される軌跡に、光速度不変原理を適用し、光の移動時間[L/(C+V)とL/(C-V)]の算出を行っています。
 しかし、軌跡を考察するとこの軌跡は、移動速度と光速度によって合成された虚像だったことが判りました。。
 特殊相対性理論は、虚像に光速度不変原理を適用して導き出された時間をもとにして構築された虚構の理論だったのです。


 それでは、軌跡について考察してみましょう。
 下の図で電車を地球と考えると地球の横方向の光に対して静止系(宇宙空間)で測定しているのは、 縦方向の光を測定しています。
 そして、横方向の光は、軌跡(像・ピンクの線の長さ)として認識します。
 静止系で横方向の軌跡の相対速度は測定したことなど今だかって一度もないのです。 

          

                  図-1
 静止系で観測される横方向の光の移動は、光の軌跡(虚像)であって 光そのものではないのです。
アインシュタインは、この軌跡に光速度不変原理を適用し、理論構築を行っています。


 なぜ、光そのものでない軌跡に、光速度不変原理を適用し、光速度にしているのが誤りであるのかを図を使って簡単に説明します。
 運動系(地球)の光を静止系で観測した軌跡の状態について 地球を静止系にして図-2に示します。

          

                  図-2
 地球の観測者は、光をox’間で観測します。
 この時、静止系では、ピンクの光の軌跡を観測します。
 地球では、Z軸より左側には、光が存在しません。
 しかし、静止系では、Z軸よりも左側に軌跡を観測するのです。
 光が存在しない領域に軌跡が存在することになります。
 これは、静止系で観測される光の像を移動によってピンク色の虚像として認識しているにすぎないのです。
 軌跡は、虚像なのです。光ではない虚像に光速度不変原理が、適用できますか?
 アインシュタインは、この虚像に、光速度不変原理を適用し、理論構築を行っているのです。
 軌跡(虚像)の生成状態を考察するとき光速度不変原理を適用できないことが明確になります。


 電車を地球と考えて見てください。
 地球の光が距離L移動するのに要する時間をΔtとすると
 光がΔt/2進んだ時       

         

                 図-3
 Z’軸の左側の軌跡の長さは、ⅤΔt/2となり、
 右側の長さは、CΔt/2となります。
 軌跡の長さは、D=(V+C)Δt/2 となります。


 光がΔt進んだ時     

         

                 図-4
 Z’軸の左側の軌跡の長さは、ⅤΔtとなり、
 右側の長さは、CΔt(=L)となります。
 軌跡の長さは、D=(V+C)Δt となります。
 軌跡の長さは、移動速度と光速度に依存しているのが判ります。
 速度Vで地球が移動したときの軌跡の生成速度Uは、
  U=(Ⅴ+Ⅽ)Δt=ⅤΔt+L
となり、静止系で観測される右方向の光の軌跡の生成速度は、Ⅽ+Ⅴに依存していることが判ります。


 アインシュタインは、静止系に光速度不変原理を適用し、
  CΔt=ⅤΔt+L
から移動時間を算出していますが、
  ⅤΔt+L=(Ⅴ+Ⅽ)Δt
なので、
   CΔt≠(Ⅴ+Ⅽ)Δt
となり、光速度不変原理を静止系に適用したために、軌跡の生成速度とは違う速度Cで時間計算を行っていることになるのです。
 軌跡の生成速度は、光速度に一致しないのに、光速度不変原理を静止系に適用し、軌跡の長さを光速度で割ったため、時間の矛盾〔L/(C±V)]が生じたのです。
そして、この時間を使用してローレンツ変換や時間の遅れなどを算出しています。


『中学生でもわかる「光速度不変原理の矛盾」』https://yoko3210go.muragon.com/entry/77.html で 光速度と移動速度により合成された軌跡の生成速度C±Ⅴを相対速度としてを入れて考えてみましょう。
 運動系でも静止系でも距離Lを移動する時間は、すべてL/Cとなり整合性が取れます。
 座標変換で静止系に光速度不変原理を適用することは、軌跡(虚像)の生成速度を無視した考え方なのです。
 時間の遅れ・ローレンツ変換・運動物体の収縮など虚構の理論なのです。
 物理学者の皆さんは、まだ、特殊相対性理論を信じますか?

愚者さんのコメントに関する反論③

 軌跡に光速度不変原理を用いる愚かさ
 なぜ、光そのものでない軌跡に、光速度不変原理を適用し、光速度にしているのが誤りであるのかを図を使って簡単に説明します。
 判りやすくするために、運動系(地球)の光を静止系で観測した軌跡の状態について 地球を静止系にして図-1に示しています。

       

                   図-1
 地球の観測者は、ox’間で光を観測します。
 この時、静止系では、ピンクの光の軌跡を観測します。
 地球では、Z軸より左側には、光が存在しません。
 しかし、宇宙空間では、Z軸よりも左側に軌跡を観測するのです。
 光が存在しない領域に軌跡が存在することになります。
 これは、静止系で観測される光の像を移動によってピンク色の虚像として認識しているにすぎないのです。
 軌跡は、虚像なのです。
 アインシュタインは、この虚像に、光速度不変原理を適用し、理論構築を行っているのです。
 軌跡は、宇宙空間で認識した光の像を移動することにより、合成された虚像としてみているのです。
 アインシュタインは、エーテル理論的な考え方で軌跡に、光速度不変原理を適用し、理論構築を行ったのではないかと考えていますが、静止系と運動系という考え方では、運動系と静止系の光の状態を別々にして考察しなければならないのです。
 電車の中をを移動するボールを考えてください。
 静止系で観測しているのは、ボールが移動する像を認識し、ボールの軌跡を観測しているのです。
 ボールの軌跡は、実像ですか?
 ボールの軌跡は、移動速度によって合成された虚像なのです。光も同じです。
 違う系の光の軌跡は、観測者が観測する虚像なのです。
 これでも軌跡に光速度不変原理を適用しますか?
 軌跡の速度は、Ⅽですか?
 ローレンツ変換は、虚構の理論ではありませんか?

愚者さんのコメントに関する反論②

 ブログ『中学生でもわかる「光速度不変原理の矛盾」』
https://yoko3210go.muragon.com/entry/77.html で運動系の時間L/Cの時間が、静止系に光速度不変原理を適用すると静止系で観測される時間が、L/(C+V)~L/(C-V)の間で無限に時間が観測されることを示しましたが、これは、相対速度にすべき事柄を光速度不変原理を適用し、測定速度Cにしているから起きた事柄なのです。


 下の図で電車を地球と考えると静止系で測定しているのは、地球の横方向の光に対して 縦方向の光を測定しています。
 静止系で横方向の相対速度は測定したことなど今だかって一度もないのです。

         

                 図-1
 横方向の光の移動は、静止系で観測される光の軌跡(ピンクの線)であって 光そのものではないのです。軌跡は、光の速度と移動速度によって合成されたものなのです。
 ここで静止系で観測される軌跡の生成状態を考察してみましょう。
 電車を地球と考えて考察してください。
 地球の光が距離L移動するのに要する時間をΔtとすると
 光がΔt/2進んだ時 

       

                 図-2
 Z’軸の左側の軌跡の長さは、ⅤΔt/2となり、
 右側の長さは、CΔt/2となります。
 軌跡の長さは、D=(V+C)Δt/2 となります。


 光がΔt進んだ時        

      

                 図-3
 Z’軸の左側の軌跡の長さは、ⅤΔtとなり、
 右側の長さは、CΔt(=L)となります。
 軌跡の長さは、D=(V+C)Δt となります


 軌跡の長さは、移動速度と光速度に依存しているのが判ります。
 速度Vで地球が移動したときの軌跡の生成速度Uは、
  U=(Ⅴ+Ⅽ)Δt=ⅤΔt+L
となり、右方向の光の軌跡の生成速度は、Ⅽ+Ⅴであることが判ります。


 アインシュタインは、静止系に光速度不変原理を適用し、
  CΔt=ⅤΔt+L
から移動時間を算出していますが、
  ⅤΔt+L=(Ⅴ+Ⅽ)Δt
なので、
   CΔt≠(Ⅴ+Ⅽ)Δt
となり、光速度不変原理を静止系に適用したために、軌跡の生成速度とは違う速度Cで時間計算を行っていることになるのです。
 軌跡の生成速度は、光速度に一致しないのに、光速度不変原理を静止系に適用し、軌跡の長さを光速度で割ったため、時間の矛盾が生じたのです。
『中学生でもわかる「光速度不変原理の矛盾」』で ここに普通に、光の(光速度と移動速度により合成された)軌跡の相対速度として生成速度C±Ⅴを入れて考えてみましょう。
 運動系でも静止系でも距離Lを移動する時間は、すべてL/Cとなり整合性が取れます。
 座標変換で静止系に光速度不変原理を適用することは、軌跡の生成速度を無視した考え方なのです。
 矛盾を感じませんか?