その1からの続き
光速度不変原理に関しては、物理学者さんが見落としている有益な実験が行われていました。それは、フィーゾーの実験(フィーゾーのじっけん)でアルマン・フィーゾーにより1851年に行われた、流水中の光速度を測る実験です。
当時の物理学者はエーテル理論にこだわり、随伴という考え方をしていたようです。
実験は下記の図のような装置を使って行われました。
流水中の光速度に影響を与えると考えられる因子は、圧力・流水の状態(層流・遷移流・乱流)・温度などが考えられますが、当時の実験でそこまでの配慮がなされたかは疑問に感じ、実験精度には信頼を置いていません。
しかし、光速度が流水の影響を受けると考えて私の考え方を示していきます。
図-6
真空・空気・水・塩水・液体などは、それぞれ固有の光速度があります。
そして、それぞれに対応した光の波動方程式が存在します。空気・水・塩水・液体は、この違った波動方程式に対応した別々の媒体としてとらえることができないのだろうか?
この観点からフィーゾーの実験を見てみましょう。
宇宙空間に図に示すような巨大な水槽を静置したとします。
水槽の中には、図に示すような循環する部分を置き、流水と静水での光の測定を行ったとします。
図-7
下図のように静止した水と流水部分を比較します。
フィーゾーの実験に加え移動する光源・観測者の光も考察します。光は前述のように、連続して照射するものとします。
この時、ついでに速度Vで移動する地球に水槽を置き、静止系から地球の光の状態も見てみましょう。
図-8
静止系のL/C時間後の光の状態を図-9に示します。
Iから出た光は、水中での光速は225,000 km/SなのでLには到達しないで 約0.75Lの地点に到達し、光速の長さ(光の移動距離)は0.75Lになります。
mから出た光の光束の長さは0.75L+VL/Cになります。
図-9
nから出た光はIの光の速度よりも遅いので光束の長さは、Iが出した光速より短くなるので0.75L‐αとします。
Oから出た光の光束の長さは、nから出た光に移動分を足した長さなので 0.75L‐α+VL/Cとなります。
静止系に対して運動するmとOの光束の長さは、同じではありません。
O視点で見ると水は静止した状態になり、流水とともに静止系にたいして速度Ⅴで移動してることになります。
地球での光速度を考えた場合、静止系に対して流水と同じ速度で移動しているので地球のPの光速の長さは、0.75L‐α+VL/Cにほぼ等しいと考えることができます。
静止系に対して運動する光源の長さは、
m:0.75L +VL/C >O:0.75L‐α+VL/C ≒ p:0.75L‐α+VL/C
になります。当然のことながら波動方程式も違います。
静止系に静置した水槽を移動する光源の光と流水など水が移動する系の中を移動する光源の光では、挙動が違うのです。(光速度不変原理❓)
アインシュタインは、真空系でmの光を運動系の光としましたが、真空以外の光の媒体で考察するとmは運動系の光でなく、系を形成していない媒体を移動する物体なのです。
これを音に例えるとIは地上に設置したスピーカーの音、mは地上を移動するスピーカーの音、Pは移動する列車内のスピーカーの音になります。mを運時系として扱うことはありません。
当時、エーテル理論が主流だったので速度Vで宇宙空間を移動する光も地球を移動する光も同じエーテルを速度Vで移動する光ととらえることができました。そして、mを運動系とみなしました。
しかし、真空以外の光の媒体を使用することにより運動系の光とmの光は別物であることが判りました。
次に、空気について見てみましょう。
フィーゾーの実験では、空気では流速が十分でなく、流速の影響が観測されなかったが、流速を早くすれば、光速度に影響を与えると考えられています。
水と同じような考察を図-10でしてみましょう。
図-10
Iから出た光は、空気中での光速は299,700km/SなのでLには到達しないで 約0.9991Lの地点に到達し、光速の長さ(光の移動距離)は0.9991Lになります。
しかし、0.9991L≒LなのでLとして考察を行います。
mから出た光束の長さはL+VL/Cになります。
nから出た光はIの光の速度よりも遅いので光束の長さは、Iが出した光速より短くなるのでL‐αとします。
Oから出た光の光束の長さは、nから出た光に移動分を足した長さなので L‐α+VL/Cとなります。
静止系に対して運動するmとOの光束の長さは、同じではありません。
地球での光速度を考えた場合、静止系に対して移動する空気と同じ速度で移動しているので地球のPの光速の長さは、L‐α+VL/Cにほぼ等しいと考えることができます。
静止系に対して運動する光源の長さは、
m:L +VL/C >O:L‐α+VL/C ≒ p:L‐α+VL/C
となり、速度Vで移動する光源からL/Cの時間での光の移動距離に2種類あることが判りました。ここでも波動方程式は違っています。
静止系に静置した空気槽を移動する光源の光mと空気が移動する状態の光Oや地球にある空気の光Pでは、挙動が違うのです。
そして、地球を静止系にした時、静止した観測者は空気の波動方程式の伝搬速度しか測定できないのです。
これが、マイケルソン・モーリーの実験において見られた結果です。
アインシュタインは、エーテル理論的な考え方でmの光束を運動系の光とし、その長さL +VL/Cに光速度不変原理を適用し、ローレンツ因子は計算されています。運動系の光としてmの光束の長さをとった時とPの光束の長さをとった時では全然違う値になるのです。
運動系の光は、静止系の波動方程式の場を移動する光でなく、気流や地球などの移動する系の別の場の波動方程式を移動する光を使うべきだったのです。
光速度不変原理は、宇宙空間の光の伝搬速度と地球の光の伝搬速度から類推された考え方です。
宇宙空間や地上を移動しながら光速度の測定をしなければ、エーテル風の影響は測定できないのです。
それでも光速度不変原理・特殊相対性理論は存在するのでしょうか?
最後に、流体中の光速度の正確な実験か測定機を移動した光速度の測定が行われ、光速度Cよりも早い光速度C+Vが測定され、特殊相対性理論が打破されることを期待しています。