運動系の一つの時間一つの事象が、無限に変化する特殊相対性理論

 コメントで私の考え方を批判するようなコメントが見受けられたので新たなブログを書くつもりでいましたが、なかなかまとまらないので、とりあえず、光速度不変原理の矛盾をよくわかるように説明しました。


 運動系で長さLを移動する時間は、L/Cで一定です。
 下図のように、運動系を速度Vで移動し、円の中心からL離れた地点に光を同時に照射します。すべての光は、L離れた地点に時間L/Cに同時に到達します。
 そして、この時、運動系で観測される移動距離は、VL/Cが観測されます。

          

                  図-1


 この状態を静止系から観測し、観測される光の軌跡に光速度不変原理を適用します。

          

                  図-2
 静止系の観測者は、
 光が、左方向に移動したときの光の移動時間は、L/(C-V)
 光が、右方向に移動したときの光の移動時間は、L/(C+V)
 光が、左方向に移動したときの移動距離は、VL/(C-V)
 光が、右方向に移動したときの移動距離は、VL/(C+V)
を観測します。
 運動系の光を出す角度を変えると静止系で観測する時間と移動距離が変化します。
 運動系で光を出す角度により静止系で観測される移動時間は、
L/(C-V)~L/(C+V)の間で無限に変化し、移動距離も無限に変化するのです。
 運動系の一つの時間・一つの移動距離が、静止系で無限に変化する。これが、光速度不変原理の矛盾です。
 反論をお待ちしています。