特殊相対性理論は、20世紀の地動説だった

 アインシュタインが提唱した特殊相対性理論
 100年以上の長い期間、物理学者の皆さんは、この考え方を支持してきました。
 しかし、特殊相対性理論の真理が判るとなんとくだらない議論・妄想をしていたかが判ります。
 この考え方は、マイケルソン・モーリーの実験によって否定されたエーテル理論で推定された時間を時刻に置き換え、理論展開しているのと同じです。
 アインシュタインは、論文の中で運動系を移動する光を使って、運動系と静止系の関連性を示す連立方程式を求め、理論展開を行っていますが、ここで、静止系で観測される運動系の光の軌跡(虚像)を光そのものととらえ、この速度に光速度不変原理を適用し、理論展開を行っています。
 この虚像は、エーテル理論の考え方にも合致する事柄なので 物理学者の皆さんは、躊躇なく容認したと考えられます。
 視点を変え、運動系の光に着目するとこの間違い・矛盾が、明確になります。
 そして、真理がわかるとなんとくだらない議論をしていたかが判ります。


 では、真理を見つけるために、運動系の光について考察してみましょう。
 速度Vで移動する運動系(電車等)に長さLの棒を置き、その一端に、光源を設置します。

        

                 図-1
 もう一方の一端χ’には、観測者O・Pがいて、観測者Pは、光源より、光を棒の端χ’に向けて照射すると同時に、系の移動方向とは逆に、速度Vで移動したとします。

        

                 図-2
 光がχ’に到達した時、観測者Pは、光が光源より出てχ’に到達し、光路長として光源とχ’の距離Lを観測します。
 観測者Oは、光がχ’に到達する時間L/Cを観測し、観測者Pは、自身に光が到達する時間をL/Cより小さい値を観測します。
 次に、アインシュタインが行った運動系の光を静止系で観測した状態を見てみましょう。
 アインシュタインは、この観察で静止系に光速度不変原理を適用し、下図のピンクの光の軌跡だけを考察しています。

        

                  図-3
 そして、光路長をVΔt+Lとみなし、静止系で観測されるχ’への光の移動時間を
  CΔt=VΔt+L
  Δt=L/(C―V)
で計算しています。
 電車の観測者Pと静止系の観測者Qは、運動系に対して同じ動きをしているので運動系の事象は、同じものを観測するはずです。
 観測者Pは、光路長をLとして観測し、観測者Qは、VΔt+Lとして観測していることになり、矛盾が生じています。
 逆の光を見てみましょう。

        

                  図-4
 観測者Pは、χ’の光源から光を照射すると同時に、速度Vで移動したとします。
 観測者Pは、光がχ’から照射され、棒の端に到達したのを観測し、光路長Lを観測します。
 決して 自分の位置から光が出ているなどとは、観測しません。
 アインシュタインの考察方法を見てみましょう。

        

                  図-5
 アインシュタインは、ピンク色の光の軌跡、L-VΔtのみを考察しています。
 観測者Pは、光路長をLとして観測し、観測者Qは、VΔt―Lとして観測していることになり、ここでも矛盾が生じます。
 そして、 静止系で観測される光の移動時間を
  CΔt=VΔt-L
  Δt=L/(C+V)
で計算しています。
 光の軌跡を光そのものととらえてよいのか検証してみましょう。
 軌跡の生成状態で検証します。
 電車の光が距離L移動するのに要する時間をΔtとすると
 光がΔt/2進んだ時

        

                 図-6
 Z’軸(電車)の左側の軌跡の長さは、ⅤΔt/2となり、
 軸の右側の長さは、ⅭΔt/2となります。
 光がL進んだ時 

        

                  図-7
 軸の左側の軌跡の長さは、ⅤΔtとなり、
 軸の右側の長さは、ⅭΔtとなります。
 電車の移動速度を2倍にすると 

        

                  図-8
 軸の左側の軌跡の長さは、2ⅤΔtとなり、
 軸の右側の長さは、ⅭΔtとなります。
 静止系で観測される軌跡の生成速度(長さ)は、(V+C)/Δtや
(2Ⅴ+C)/Δtになります。
 光そのものでない軌跡の静止系での時間当たりの生成速度が、(V+Ⅽ)/t
 (2Ⅴ+Ⅽ)/tなのに、
 それに、光速度不変原理を適用し、速度Ⅽ/tにしているのです。
 当然のことながら、これにより時間の矛盾が生じます。
 アインシュタインは、論文の中で、この矛盾した時間を使用して時刻に変換し、座標変換し、ローレンツ変換を導き出しています。
 また、時間の矛盾を時刻に変えているので同時刻線などという考え方が、派生したのです。
 この矛盾は、前ブログ等(「特殊相対性理論で同時刻線が複数できる現象」(https://yoko3210go.muragon.com/entry/72.html)に示したように、運動系で生じる物理現象の矛盾や運動系の移動速度とは違った速度Uが、運動系に、介在すると同時刻線が、複数できる矛盾が生じます。
 真理がわかると なんとくだらない議論をしていたのかがわかると思います。
 特殊相対性理論は、軌跡(奇跡!!)の理論だったのです”(-“”-)”
 物理学者の皆さん
 目を覚ましてください ( ;∀;)


 物理学者の皆さんの反論をお待ちしております。
 共感いただけた方は、ご学友や同僚などとともに、議論していただけたらと思っています。